自己啓発オーイエー

会社を辞める前に、ぜんぜん使っていなかった有休消化期間が2ヶ月弱あった。
今すぐにでもフリーの仕事を始めたかったけど、有給の間はまだ「社員」なので、当然それは許されない。僕はそれをいいことに、仕事をせずに好きなことをやろうと思った。

そこですごく役に立ったのが、「読書」だ。


そしてフリーランスになる人におすすめしたい本が、いわゆる一つの自己啓発」系の本。

「成功するための〜」とか、「幸せに生きるための○つの方法」みたいな自己啓発本は、いつ本屋に行っても一定のスペースを占めているので、僕は気になる本をどんどん買っていった。

僕は「自己啓発」信者ではなく、どっちかと言えば斜めから見てしまうほうだ。「成功する本」を読んで成功できるんだったら、この国にはたくさんの億万長者がいるはずだし、「幸せになる方法の本」を読んで幸せになれるなら…という話である。

でもだからといって、全く役に立たないことはなく、書いている内容はけっこう役に立つんだよね。

会社という集団を離れ、インディペンデントで生きていく前には、誰でも不安になる。今まで組織の理論、組織のやり方、組織の思想に触れながら生きてきたのだから、そこから外れることは、ある意味今までの「道しるべ」を失うことであり、その心細さと否が応でも向き合わなければならなくなる。

つまり自分なりの「道しるべ」を自分で作っていなかればならないんだけど、どうしても今まで経験してきた組織や世間一般の「思想」を元に考えちゃうと、不安とか障害とか、そういうネガティブな側面ばっかり注視して、目標が夢とか理想とか、そういうステキなものから離れていって、「安全路線という妄想」重視の、とてもこじんまりとしてつまらない「道しるべ」になってしまいがち。

「たくさん儲けられなくても、今の仕事が続けていれば幸せ」みたいな無理矢理なやせ我慢を落としどころにしてしまったら、正直その後も面白くないだろう。


そんな時、自己啓発本がけっこう助けになる。

ここにはヤバいくらいの夢や理想やポジティブ論が満載で、読んでいてなかなか楽しいし、当然それを読んだから良くなるわけではないけど、いろんな「気づき」というヒントを与えてくれるのは確かだ。度を超したポジティブさは問題だが、ネガティブよりもポジティブになるほうがいいに決まってるから、そのノウハウを知れることはけっこう有益だと、読みながら思った。

そう、ポイントは「ノウハウが知れること」だな。心の持ちようや考え方、行動の仕方等、参考になるものが多いので、それを知るつもりで読めばいいと思う。

読んだ本から、おすすめ自己啓発本を下記に紹介するので、僕と似たような境遇の人は、立ち読みでもいいから読んでみて。けっこう楽しいよ。

ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)

新品価格
¥680から
(2011/2/9 20:50時点)


お金のことでくよくよするな!・心配しないと、うまくいく (サンマーク文庫)

新品価格
¥630から
(2011/2/9 20:53時点)

あとナポレオンヒルとか、「超王道」系もチェックするといいかも。カツマー本は方向性が男性の僕には合わなかったな…笑