フリーランスになる際に言われる2つのこと

フリーになるにあたり、周りからかなりの確率で言われることが2つ。

日本人は心配性だから、「フリーになるんだ!おめでとう!」とか「やったね!」とか言われることはまれで、だいたいは心配されるか止められるかなんだよね。

僕も会社の人にはよく引き止められたし、最後のほうはもう面倒だから話をすることもやめていた。親切心で言ってくれてることはわかってる。でももう決意をしたことにいろいろ言われるのは、自分にとっても、相手にとっても時間と労力の無駄なのだ。

もちろん「あいつ何考えてんだ」的な悪口や皮肉もちらほら聞こえてきたけど、そっちのほうが説明しないでいい分楽だったり(笑


で、心配してくれる人によく言われるのは下記2つ。

直球で、「心配じゃないの?」

あとは「妻子がいるのに大丈夫か?」みたいな説教めいた心配。

その2つの心配への反論は同じだ。


「この時代、会社にいようが、フリーになろうが、心配なのは変わらない」ってこと。


一昔前なら、会社員でいるほうが、フリーになるより圧倒的に有利だったし、嫌な仕事でも耐えていれば、給料は毎月もらえるし、昇給もあった。だけど今は、そして将来はどうだろう?

自分の会社が、あと5年後、10年後、今と変わらず存在していると言い切れる人はいるだろうか?

自分の給料が、満足に支払われ、毎年昇給するシステムは保持できているだろうか?


答えは「否」である。とここでは断言しちゃいたい。


今やほとんどの会社が、氷の海をゆくタイタニックと同じであると表現する人がいるように、今やどの企業だって、いつ時代の荒波に飲み込まれ、氷にぶつかって沈没するかわからない。それも少し体勢が悪くなっただけで、あっという間に沈んでしまう時代が到来するだろう。

つまり誰だって、「仕事がない」状態になるリスクは常につきまとう、ってこと。


だったら、早めに出て、自分という「個」の力で、お金を稼げる術を学んだほうがいいに決まってる。収入は減るかもしれないし、すぐにうまくはいかないだろう。でもやるしかないんだ。「自分とは何か」をキチンと整理する時間が今まさに必要とされてるんだ。業務に忙殺されて、「やろうと思ってたけど、できませんでした」は当然通用しない。

もちろん会社勤めがダメって言ってるわけじゃないよ。会社の業務の中でそれができる人はどんどんやればいいし、それができない人は他の選択肢を選ぶしかないって話ね。


そもそも会社勤めとフリーランスを、2つに大別する自体時代遅れね。自分のという「力」をどこに投資するか、投資して最大限のリターンを得られる選択肢を選ぶことは、資本社会で生きるなら、当然やらなきゃいけないこと。そのリターンはお金だけでなく、いい人生を送るために必要要素諸々のこと。


いい人生を送りたい。じゃあどうするか?


それをキチンと考え、実行する時代なんじゃないかな。それには周りの声や従来の固定概念みたいなものはなるべく排除して、「素」になって考えよう。「素」になるのは簡単じゃない。でも今こそやらなきゃいけない。

ただそれって、とってもステキなことじゃない?