移住先探しの旅へ〜



妻が息子をつれて実家に帰ってしまった…。


でも夫婦喧嘩したわけではありません。
例の原発問題で、これ以上息子をリスクにさらしたくないので、とりあえず放射線の危険がない九州へ、1週間だけ疎開させることにしました。

それで様子を見て、いったん東京に戻ったあと、だんだんと生活の基盤を九州に移していこうかなと検討中。までも完全に引っ越してしまうのではなくて、僕と妻は東京と九州を行き来しながら生活することになると思う。


先月の記事に書いたように、いつ災害で住んでいる場所が破壊されるかもわからないし、地震が活動期に入った今、日本中にボコボコ建ってる原発が、いつ福島のようになるかわからない。その時に逃げて行ける街を持っておくことってスゴく大切だと、今回の震災と原発事故で実感したね。


僕ら家族にとっては、まずは今回行った妻の実家である九州。そして東京で生活を始める前に、数年間住んでいたアメリカのフィラデルフィアという街もある。


↑なつかし〜。ここで結婚する前に1年くらい2人で住んでました。


もしも東京がダメになったら、日本がダメになったら、とりあえずそこに逃げればいい。そんな「第二の故郷」「第二の地元」とか、「移住するならココ!」みたいな街がある安心感はかなりいいよ。ホントに。


ということで、この夏、
そんな「移住先候補」を作りに旅に出ませんか?


なんてことを提案したい。

なんか節電で夏休みが長くなるみたいな話もあるし、この際、移住先にしたいような街に、ガッツリと旅行に行ってみてはどうだろう?日本の街にはいつでも行けるから、長い休みがとれるなら外国がいいね。

僕はアメリカのフィラデルフィアの他にも、サンフランシスコやオーストラリアのケアンズブリスベンなど、旅行したり、滞在したりして、けっこう土地勘がついてて、ここなら逃げていってもすぐに生活を始められるんじゃないか、と思えるような街がいくつかある。

その経験からポイントを書くと…


■好きな街でいい
あまり難しく考えずに、この街いいなぁ、住んでみたいなぁ、って街でいいと思う。それが何よりのモチベーションになるからね。


■都市がいい。田舎は難しい
その上で生活する以上は、ある程度インフラが整ってる都市部がいい。田舎は車が必要だったり、物がなかったりで、外国人として住むのは難しい。僕はミシガン州の田舎町にも1年くらい住んでいたけど、あそこにまた住めるかといったら、多分無理だろう。


■1週間くらい滞在
1週間その街にいれば、たいていのことは覚えるし、土地勘はかなりつく。何も予定がない日を2日以上作ることがポイントね。


■観光よりも生活
忙しく観光しちゃダメ。2日以上は、観光ではなく、生活者になったように、街をぶらぶらして、スーパーに行って食材を買ったり、地元民が行くような公園でのんびりする。あくまで「生活する」ということに主眼を置くこと。観光地ではない、「ごく普通の場所」こそがその街の顔なのだ。そこで過ごすことで、街が身近に感じられるに違いない。


■くまなく歩き回る。
その街を知るには、とにかく歩く。観光地や大通りだけではなく、住宅地やローカルなところも歩けば、等身大のその街を肌で感じることができる。までも外国の街は治安の悪いエリアもあるので、そのへんはご注意を。


■ホテルは3つ星くらいがいい
高級ホテルだと、その街の生活感や雰囲気がわかりづらい。星が2つ以下だと、汚かったり、治安が悪かったりで、清潔な日本人には少し厳しいと思う。だから3つか4つ星くらいのローカル感が漂うホテルがちょうどいいんじゃないかな。アメリカならきれい目のモーテルとかがおすすめ。安くいくならユースホステルという選択肢もあるけど、僕は見ず知らずの人と一緒の部屋とかは耐えられない性格なので無理なのだ…。


■2度行く。
その街が1度行っていい感じだったら、もう1回行ってみる。そうすることで、さらに街が身近に感じられるし、常連になった気分で余裕が出るのだ。季節が違う時に行けば、その街の他の顔も見られていいかもしれない。


そんな感じかなぁ…。

念押しするけど、「観光」はほどほどにね。観光に気合い入れすぎると、観光名所しか見ないで帰ってくることになるので意味がない。学生の時に学校でヨーロッパを巡ったんだけど、その時は急ぎの旅行ツアーのような形だったので、街自体ぜんぜんわからないまま帰ってきちゃったんだよね。逆に何の予定もなしで、一人でぶらっと行ったサンフランシスコは、街の地図から道の名前まで、よく覚えている。やっぱり個人で調べながらある程度長い期間行くのが一番いいね。


そんな感じで、単なる娯楽としての観光ではなく、「移住候補地の視察」みたいな名目で行ったら、けっこう楽しいんじゃないだろうか。

そうすれば、高い旅行費も、「これからの人生」への立派な「投資」になるのだ。ほら、すごいじゃないか(笑

何より、こんな街に住んでみたいなぁ、と思える街に実際住めるかもしれないなんて、夢があるでしょう。これからの時代、災害とか関係なしに、本当に住めるようになるかもしれないんだから、備えることに越したことはない。

21世紀を楽しんでサバイブするために、夢の移住先を探しに行こうじゃないか。


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