一陽来復
「一陽来復」(いちようらいふく)
冬が終わって春が来ること。
そして悪い事が続いたあと、ようやく物事が良い方向に向かうこと。
僕は冬が終わるあたりに、この言葉を使って、「これから頑張るぞ!」みたいな文章を書くつもりでいた。あくまで自分に対してこの言葉を使おうと考えていたが、まさかこれが日本全体になるとは思いもしなかった。
災害はまだ現在進行形。そして問題山積み。
だからといって、将来を悲観するつもりはまったくない。
なぜなら僕ら日本人に「希望」という概念が戻ってきたから。
この苦境を乗り切って、今までとは違う、新しい社会を作っていける。その希望。
下を向いて地面ばかり見ていた日本社会。
突然の大災害にノックダウンされてしまったが、
倒れたら広い空が見えた。
今、「もう一度」立ち上がる時。
「一陽来復」は、すでにきているのかもしれない。