iPhone事件:エラーナンバー1002の衝撃
先週末の夜、iPhoneを見ると、こんな画像が出ていた。
これiPhoneでエラーが起きた時の画面ね。
前一度なったことがあるからすぐにわかった。
こうなってしまったら、iPhoneをiTunesにつなげて、一度初期化しなければならない。もちろんデータは全て消えるが、その後iTunesのボタン一つで元通りに復元されるから、何も問題ない。
…はずだった。
しかし今回は違っていた。
iTunesで復元途中、最後のファームウェアの復元のところで、エラーが起きてしまうのだ。
「原因不明のエラーが起きました」みたいなダイヤログが出て、復元してくれない。
それでも僕はまだ慌てない。Macを使って10年以上、あらゆる事態を経験してきたので、このくらい序の口である。
とりあえずiPhoneを再起動させたり、つないでいるUSBをハブではなく、直接MacのUSB口に差し込んだり、試しながら対策をとっていった。
でもいっこうに解決しない。
とりあえずネットで調べて、アップルのサイトのトラブルシューティングを見てみる。エラーメッセージをよく見ると、最後にエラーナンバーがふられていた。ナンバーは「1002」。
その1002の部分を読んでみると、1002はiPhone内部のエラーであることがわかった。でもアップルのサイトには、それからの的確な対策が書かれていない。「このページの手順に従ってください」みたいなことが書かれているが、どの「手順」なのかよくわからない。
アップルのサイトだとラチがあかないので、キーワードでググって、他に同じエラーが出た人のブログや質問掲示板などを見てみる。
そこで初めて、エラーナンバー「1002」は絶望のナンバーであることを知った。
どのページを見ても、絶望的なことしか書かれていないのだ。相当なマニアと思われる人も、「修復不可能なので、お店に行きましょう」みたいなこと書いてあるのよね。
保証期間の1年を過ぎているので、交換は22800円。
ガーン。。。。
これを機にiPhone4にするか?と脳裏をよぎったが、それにはiPhone4の機種代5万円+今まで使ってた3GSの分割金も支払っていかなければならないので、すぐにあきらめる。
次の日の今日、起きたらすぐにアップルストア銀座の「Genius Bar」(←アップル製品の相談に乗ってくれるところ)にネットで予約し、電車で銀座へ向かった。
「Genius Bar」のスタッフに、エラーナンバー1002のiPhoneを渡し、昨夜と同じ作業をしてもらうが結果はやはり同じ。予想通り機種交換となる。
機種交換は、SIMカードを新しいのに付け替え、書類にサインしたらおしまい。一瞬だった。もちろんお金は22800円。ため息である。
帰宅後、Macにつなげて、iTunesでデータ復元。アプリもメールも写真なども全て元通りになるのはスゴい。
今回の教訓は、外に持ち出すモバイル系の製品、特にヘビーに使うiPhoneは、絶対にケアプランに入っておく、ということだ。仕事で使う僕みたいな人はなおさらだね。
今回は思い当たるような原因や、前触れらしきものは一切なし!
突然「1002」というエラーナンバーを残し、故障してしまった。
こういうことが起こるので、これからiPhoneを使う人も、参考にしてほしい。
そして、もうiPhoneを使っている人へ。
「1002」が出たらあきらめなさい。
以上おしまい。