ノマドワーカーにむけて【電子書籍&電子書類編】

発売されて1ヶ月後くらいにiPadを買った。
いまやもうiPadは仕事には必需品となった。

iPad発売当時は、Amazonキンドルに対抗する「電子書籍リーダー」のような位置づけだったけど、白黒で書籍データしか表示できないキンドルに比べ、iPadはカラーだし、ネットもメールもアプリも使えて、もう電子書籍リーダーと呼ばれることはほとんどないね。

でも僕の主な用途は、電子書籍リーダー」であり、更に「電子書類リーダー」としても使っている。

まずはメールで送られてくる、資料 or 修正メール。職業柄ほとんどデザイン資料や修正のメール、あるいは添付でPDFやワードファイルがついてきたりするので、それをiPadに表示させ、確認しながら作業をする。これならわざわざメール内容や添付書類をプリントアウトする必要はないし、必要な時にすぐに取り出せるので便利。

そして紙で資料や修正内容をもらった場合も、すぐにスキャンしてデジタル化して、iPadに入れてしまう。その時に役立つのがScanSnapという機器だ。


■スキャンスナップ

富士通から出ているScanSnapというスキャンマシーンがあるんだけど、これがとても便利で、大ヒットしている。
僕もフリーになってすぐに購入し使っているが、とにかく便利で、もうこれからは一家に一台の時代がくるのではないかと思うほどだ。

何が便利なのかというと、書類をボタン一つで高速スキャンしてくれ、簡単にPDFもしくはJPEGにしてハードに保存できる。書類も写真も名刺も、ボタン一つですぐにデジタル化できる。

だから書類があったら、すぐにScanSnapに通して、書類自体は捨ててしまう。これで今まで手を焼いていた書類管理&整理から解放される。あとスゴイのがScanSnapは、書類の文字を認識して文字データが含まれるPDFにしてくれるオプションもあるから、それを使えばデバイス上で文字検索もできるし、文字のコピペもできてしまう。

そして仕事で使う書類データは、EvernoteGmailに投げれば、クラウドでどのデバイスからでも確認可能。これで書類を持ち運ぶ手間もなしというわけ。

ScanSnapオフィシャルサイト → http://scansnap.fujitsu.com/jp/
AmazonFUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500

モバイル型の小さいのも出ているけど、僕はデスクに据え置き型のS1500を買った。実物見ればわかると思うけど、とてもコンパクトなので、デスクのスペースはあまりとらない。


■書籍の電子化
作業する時に必要になってくるのが、「参考書」。これももちろんスキャンして電子書籍にして持ち運びます。

方法は2つあって、「自分でやるか(自炊)」「業者に頼むか」に分けられる。

自分でやる場合は、まずは上記のScanSnapが必須。あとは断裁機ね。
本をカッターとかで切ることもできるけど、分厚い本は大変だし、薄い雑誌とかでも、これが時間と労力がかかるのでおすすめしない、っていうか多分無理。なので、専用の断裁機が必要になる。

自炊してる人の評判をネットで確認すると、下記のような大型の断裁機がいいみたいね。

プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513L 26-106

大型裁断機・ペーパーカッター 書籍断裁可

値段高いし、でかくて置き場所のスペースもとるけど、本気で家の本を電子化したい人は買ったほうがいい。

最近はスキャナーと断裁機をレンタルしてくれるサービスがあるので、これを使うのも便利かも。(僕は断裁機だけレンタルして、4日の間に一気に断裁した)→ スキャレン.com

あとキンコースで断裁サービスやってるらしい。→ http://www.kinkos.co.jp/price/panel02.html

自炊する際に参考にしたサイト↓
動画と写真で確認する——裁断&スキャンのコツ(スキャン編)
動画と写真で確認する——裁断&スキャンのコツ(裁断編)
動画と写真で確認する——裁断&スキャンのコツ(後処理編)


時間がない人や、大きい本や冊子を電子化したい人は、「書籍スキャン代行サービス」が利用できる。
本を郵送すると、だいたい1冊100円くらいでやってくれて、データはPDFで送られてくる。需要の増加に伴い、こういうサービスをしてくれる業者が乱立状態だけど、それでも送ってからスキャンされるまで1〜3ヶ月以上は時間がかかる需要過多状態ってのが玉にきず。しかも、著作権等の権利問題的にグレーな状態なので、ひょっとしたら規制されて、サービス自体が消滅してしまう可能性もあるので、利用するなら早めのほうがいいかも。

スキャン代行業者の比較サイトもけっこうあるから、頼みたい人はチェックしてみてはどうだろう。
書籍スキャン・PDF化代行サービスの比較


電子化した書籍PDFは、iTunesにドラッグすると、勝手にブックというカテゴリーに分類される。それをiPadに同期させて、「iBooks」などのアプリで読めるようにすれば、見事「電子本棚」の出来上がり。


■バッグがオフィスに
こうすれば、書類も参考書も、iPadというデバイス一つに収まり、持ち運びも取り出しも楽になるどころか、クラウドとノートPC等のデバイスと合わせれば、もう作業に必要なものはほぼバッグ一つで持ち運べる。バッグはそりゃ重いけどさ、オフィスがこの中に収まってると思えば、とても軽く感じるんだよね(笑)

FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500

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