ノマドワーカーにむけて【作業スペース編】

ノマドワーカーならやっぱり外で作業だよなー、とか思いつつ、Macbook片手に東京を歩き回っていた頃が懐かしい。まだ仕事もそんななかったので、六本木や銀座を歩き回り、カフェで作業と称してMacbookを広げていた。

しかしやってるうちに「作業が全然できてない」という現実に気づく。

街を歩き、カフェで作業して帰宅。それをトータルで見ると、肉体的な疲労感とともに「仕事した〜」という気分になるけど、実際はただ銀ブラしてカフェでMacbookをいじった程度の話なのだ。当然時間のわりには仕事はほとんど進んでいない。そもそも1時間近くかけてわざわざ繁華街のカフェまで行く意味もあんまないんだよね。


とりあえず自宅で作業できるし、サブ的な役割で外部で作業できるスペースがほしいなぁと思いつつ、カフェ以外でいい場所がないか探していた。最近ちょくちょく中吊りで見かける「有料自習室」はどうかなと思ったけど、あそこは物音一つたてちゃいけないような感じで居づらいだろうし、普通の図書館も「デザインの仕事」だとちょっと…。


できれば大好きな街六本木で1万円くらいで借りられる事務所とかないかな〜なんて無謀なことを考えていたら、素晴らしい場所を発見した。

六本木ヒルズである。

まさに「灯台下暗し」だった。ヒルズで仕事するなんて考えもしなかったけど、できるのだ。しかも49階で。


六本木ヒルズには、アカデミーヒルズという会員制のライブラリーがあって、そこで作業ができるらしい。一度説明会に行った時点で「即決」だった。

ポイントを下記に上げよう。


■本棚よりも読書スペース、作業スペースのほうが圧倒的に大きい。
作業ができるデスクがたくさん置いてあるので、おそらく純粋に読書目的で来る人は少数派で、仕事や勉強をしに来てる人のほうが多いんじゃないかな。ライブラリーにはカフェスペースと自習スペースがあって、コーヒーや弁当を食べながら雑談や打合せ、電話も自由なスペースや、タイピングの音すらもダメというとても静かなスペースもあったりと、自分の作業スタイルに合わせて自由にスペースが選べる。僕は静か過ぎるのは無理なので、いつもカフェスペースで作業してます。


■電源、Wi-Fi完備、複合機もある。
作業に必要なものはほぼ完備されていて、リクエストすれば、延長コード、デスクライト、あと寒い時とか用に毛布まで貸してもらえる。


■49階の大パノラマ
多分、この景色で会員になる人もいるんじゃないかな。すごいでしょこれ。昼間は東京の街並から、羽田空港東京湾まで一望できて、夜はすごい夜景。こんなところで本読んだりできるのって贅沢だよね。



■カフェがある。
息抜きにはサイコー。コルビジェ風のソファもたくさん置いてあるので、そこで読書しながらくつろげる。コーヒー片手に、49階からの夜景を見つめれば、もう東京は僕のものさ…笑


セミナーに参加できる
アカデミーヒルズで開催されるセミナーに、割引料金、もしくは無料で参加できる。有名どころの人がバンバンくるので、そこに参加するのも面白い。


■周りに頑張ってる人がいる
これ、僕の単なる個人的感想だけど。作業する上でこれはでかいよ。金曜の夜や休日でも、ライブラリーで頑張って勉強や作業をしてる人がけっこういて、そういう人を見ると、「僕も頑張らなきゃな」って思えるから。


■人脈がつくれるかも
メンバーズサロンといって、会員の人たちがサークルのようなものをやっているので、友達作りたいならそこに参加してみるのもいいかも。


これにより、僕の「もう一つの作業スペース」ができ、今は自宅とヒルズ、どちらかで作業するようになった。六本木は自分にとって想像力をフルに発揮させてくれる街。こんな街で作業できるようになるなんて夢のようだ。


これからはレンタルオフィスのサービスがどんどん増えていくだろうから、作業スペースや事務所として使う「場」の選択肢も様々になってくるだろうね。高い家賃を払って、マンションの一室を借りたりするよりも、こういうのを有効活用したほうが、効率的だし、楽しいんじゃないかな。


ちなみにアカデミーヒルズではライブラリーの見学会や説明会が頻繁に開かれているので、興味がある人はチェックしてみればいい。あと2,000円で1日ライブラリーも使うことができるし、会員と同伴ならば半額の1,000円で可。

詳しくは→ 六本木ライブラリーオフィシャルサイト