【疎開なう】自転車について

車は買ったけど、免許のない自分にとって、やっぱり自転車は必需品。車社会とはいえ、佐賀市内は近くにいろいろ店があって、自転車も十分活躍してくれる。

車購入でかなり痛い出費をしているので、高いのは買えないな〜と思っていたら、ワイフのお母さんが昔使っていた自転車を譲ってくれるとのこと。

自転車はけっこう古いが、なんと電動自動車。これは嬉しい。

自転車はタイヤが22インチと、176cmの僕の体にはフィットしてないけど、電動なのでとにかく走るのが楽だ。これなら多少の遠出も楽勝だろう。


メインはワイフがいない時の保育園の送迎なので、チャイルドシートをつけに自転車屋に向かった。

最初に行った自転車屋は、チャイルドシートの扱いはなし。

仕方なく2件目の自転車屋に向かったが、ここでもチャイルドシートなし…。

iPhoneのマップ機能をフル活用しつつ、3件目の自転車屋へ向かうが、なんと休み!!


絶望的な気分になりながら、ネットで見つけた一番遠くの自転車屋に向かった。国道沿いにあるその自転車屋は、なかなか昭和な雰囲気で、「ここもダメかな〜」と思ったが…。


あった。

かごのようなシンプルなチャイルドシートだったけど、それでも十分だ。かなりホッとした。

そしてこの自転車屋のおじさんがとても親切な人で、チャイルドシートの固定が付属品のネジだとあまりうまくいかなかったので、長いネジや数種類の道具を使って、うまく取り付けてくれた。とても有り難たかったし、熟練した作業の手さばきがカッコよかったなぁ


チャイルドシートにこれだけ苦戦すると思わなかったけど、なんとか無事装備完了。嬉しかったので保育園に向かう道で記念撮影。これからよろしく頼むぞ自転車。キミを「エンペラー号」とでも名付けるかw

息子を保育園に送迎するのも、遠くのモールまで30分かけて買い出しに行くのも、電動なのでスイスイである。おかげさまで佐賀ライフはかなり快適になりそうだ。


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【疎開なう】車について

鉄道が発達しまくっている東京に住んでいると、車の必要性はほとんど感じないけど(むしろ金かかるからジャマなくらい)、やっぱり地方に行くと、車は必需品。

それでも僕らが住む場所は佐賀市内なので、なんとか車なしでもいけるんじゃないか、なんて思ったけど甘かった。車がないとかなり厳しいので、中古で買うことにした。

車を売ってくれた人の話によると、20万円前後で、かなりまともな車が買えるらしい。

そして22万円で買った車がこれ↓。

スズキの軽自動車。何年製の車が聞いてないけど、カーステレオに「MD」がついてるところを見ると、まあ10年前くらいの車なんだろうな。街中で使うだけなら、このくらいの車で十分。


それにしても佐賀の道は東京と違い、広くて余裕があって、運転が楽だ。

とかいいながら運転するのはワイフなんだけど…。僕は免許持ってないのです。まさかワイフと一緒にドライブを楽しむ日が来るなんて、思いもしなかったなぁ。


息子は簡易的なチャイルドシートで、毎日保育園に通ってます。


そして僕はというと、ワイフがいない時は、自転車で移動してます。自転車に関してはあとで書くことにしよう。


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【疎開なう】住居について

佐賀の家賃はかなり安い。

佐賀市内に僕ら一家(夫婦&子)が移り住む場合、まあ3DKくらいとして、だいたい家賃4〜5万円で十分なクオリティのアパートやマンションが借りられる。築年数や設備にこだわりがなければ、もっと安く住めることは言うまでもない。

東京の約半分、いやそれ以上の安さだ。

僕はこの家賃の安さを見て、「疎開行ける!」と思った。

疎開じゃなくても、佐賀のような家賃の安いところに住みながら、ネットとかで東京とビジネスすれば、効率よく稼げるな〜なんてことも思ったり…。これからの時代、けっこう可能性あるんじゃないだろうか。

そして4〜5万円でアパートやマンションを借りられるなら、少し頑張れば東京と佐賀の両方に住居を持ち、平日は東京で働いて、週末は佐賀の自然の中でゆっくりみたいなデュアルライフだって可能だ。

までも交通費は片道で最低でも1万円以上はかかるので、やっぱりお金に余裕がないと難しいことは事実だけど、工夫しだいで、いろいろ可能性は広がるような気はするんだな。


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【疎開なう】佐賀に住んで3日が過ぎた。

佐賀に住み始めて3日が過ぎた。備忘録的に思ったことを写真とともに記録してみる。

■家&街

住んでる場所は佐賀市郊外の街。家の窓から見える景色はこんな感じ。


家の中は昭和な雰囲気だが、お風呂はなぜかハイテクなんだよね。


家の周りは街だけど、数分車を走らせれば、こんな風景になってしまう。


■夏の暑さがさわやか

九州に来て一番印象的なのが、夏の暑さがとってもさわやかってことだ。

日差しは熱いが、日陰はまあまあ涼しい。そして昼間は暑いが、朝夕は涼しい。いかに東京の暑さが人工的でひどいものなのかがよくわかった。東京の夏は熱帯夜がデフォルトのようになってしまっていて、エアコンなしだと朝に汗だくで起きるのが当たり前みたいな感じだったけど、こっちの朝は気持ちよくて、起きるのが東京よりむずかしい(笑

朝、寝室から見える、ビビッドな緑と青空。


夏らしい空のショットを数枚載せておこう。iPhoneのカメラなので画質は期待しないでね。





■雷雨

あと来て2日は、雷雨がけっこう強力だった。
絵に描いたような真っ黒な雨雲に覆われ、その後豪雨と、近くに数発は落ちたんじゃないかと思わせるような激しい雷はすごかった。


遠くでスコール降ってる様子を車から激写。


そんな感じで、僕の佐賀疎開ライフは始まった。
まだ右も左もわからず状態だけど、この生活をできる限り楽しもうと思う。

つづく。


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【疎開なう】これからの疎開の話をしよう

3.11から続く原発事故を受け、まだ3歳の息子をこれ以上放射能のリスクにさらすのは嫌なので、ワイフの実家がある九州の佐賀にしばらく疎開することにしました。(でも実家に住むわけではありません)

せっかくなので、その疎開の様子を、このブログに記録しようと思いつつ、その前に今回の疎開に対する自分の考えを書いておこうと思います。


■僕は疎開絶対論者ではありません。

もちろん放射能が危ないから逃げるんだけど、だからと言って「東京にいる子を持つ親は直ちに疎開すべきだ!」みたいな主張をする気はありません。

もちろん微量といえど放射能は来ているわけだし、放射線に汚染された食物を口する可能性も、現在の管理体制を見る限り、かなり高いと思わざるを得ない状況なので、逃げるに越したことはないと思います。でも逃げることによるリスクも当然あるわけだし、数年後、結果的に「逃げる必要なんかなかったね」ってことにもなるかもしれない。ていうかそれが一番いい結果であって、そうなることを望みます。

しかし「そうならないかもしれない」

現段階では誰もわからない。だから危険だ、安全だ、という議論に、僕はそこまで興味はありません。

親として、我が子が健康に人生を送れないことは死んでも避けたいことだし、その可能性が少しでもあるならば、それを避けるアクションを起こすことは当然のこと。子どもをリスクから遠ざけることは、僕らの精神的なリスクを軽減することでもあります。だから、子どものためでもあり、自分たちのためでもあるんですね。

子どもを外で思いっきり遊ばせたいし、美味しい食べ物をたくさん食べさせたい。その度に、放射能がヤバいかも…、なんて心配したくないんです。残念ながら、その心配な生活はしばらく収まりそうもないので、その間は、住む場所を移す。それだけの話です。


■21世紀型サバイバルライフに向けて

僕はこのブログでもよく変化に対応する生き方の重要性を述べてきたつもりだし、3.11でなおさらその思いは強くなりました。

これからは、物を溜め込んで、一つの場所にとどまるのではなく、必要最低限の物だけを持ち、いつでも移動できる身軽さを確保することが、変化の世紀であり、おそらく「自然災害の世紀」となるであろう21世紀を生き抜くには最も大切なことだと思っています。

危機的な状況は福島だけではない現実を知ってしまった以上、もう日本に安住の地はないと思ったほうが「安全」でしょう。地震が活動期に入り、温暖化で「想定外」の自然災害も多発するようになると言われています。そして原発は動き続けています。僕らはそんな時代を生き抜かなくてはなりません。

災害だけをとってみても、最大の自己防御は、環境的にも、精神的にも、「動ける」「逃げれる」状態を作っておくことでしょう。幸い何も起こらず、ずっとその地で暮らすことができたとしても、「何かが起きたらどうしよう…」と不安を持ち続けて暮らすことが、僕は幸せとは思えません。何かが起きた際の「選択肢」を複数確保しておくことが、生活の「安定」には不可欠だと思います。

むしろ移動すること、変化することを楽しめるメンタリティとバイタリティが何より必要であり、それが21世紀を楽しむ唯一の鍵なんじゃないかと思います。

でも、そんなこと口で言うのは簡単で、そういうことを意識しただけで解決する問題ではないわけで…。

やっぱり実際に行動し、体験して、自分の身体に経験として擦り込ませていくしかないと思うんですよね。今回の疎開に関して、やっぱりリスクはあるし、当然不安な部分も不都合な部分も、そして周りに少なからず迷惑をかけてしまい、申し訳なく思う部分も多々ありましたが、けっこう早い段階で決断できたのは、僕とワイフに、そういう共通意識があったからだと思います。

今回の疎開で感じる、苦労やストレス、そして失敗体験といった負の部分でさえ、いずれ経験という血と肉に変わっていくだろうし、これからの生き方に必ずプラスとなってくれるでしょう。


という期待を込めつつ、僕を乗せた九州行きの飛行機は飛び立ちました。

つづく。


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docomoプロモーション映像のカンヌ受賞によせて

前回はJR九州のCMがカンヌを受賞した記事を書いたけど、今度はドコモのプロモーション映像「森の木琴」が金賞に輝いたらしい。

カンヌ国際広告祭:ドコモの「森の木琴」が金賞 − 毎日jp(毎日新聞)


いやー日本優秀ですな。

音も気持ちいいし、映像も美しく、とても癒される。ヘッドホンで視聴するとなお良しです。


メイキング映像もありました。

いい映像の裏には、やっぱり苦労ありですね。制作に関わった人たちの努力に敬意を表します。


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JR九州CMのカンヌ受賞によせて

JR九州/祝!九州キャンペーン」のCMがカンヌで金賞を受賞したらしい。

JR九州の“幻のCM”がカンヌで金賞、CM曲歌うマイア・ヒラサワも祝福。 | Narinari.com



僕がこのCMを初めて観たのは、震災が起こった直後で、悲劇的・危機的なニュースの連続で精神的に疲れきっていた頃だ。 そんな時、Twitterにたまたま上がっていたリンクをたどりYOUTUBEでこのCMを観た。震災の影響で放映中止になってしまった、という内容のツイートだったと思う。

僕は広告業界でずっと働いてきたので、もう広告やキャンペーンで心を動かされることはほとんどないし、プロゆえにとてもドライな視点でそういうものを観てしまうクセがついている。そんな僕が、180秒のCMが終わる頃には目頭が熱くなって今にも涙がこぼれそうになっていた…。六本木ライブラリーにいたので、我に返って持ち直したが、CMというものにこんなにも感動したのは初めてだ。

感動したのは僕だけでなく、このCM映像は瞬く間にネット上で広がり、大きな話題となった。
そして今回のカンヌ金賞受賞である。

震災によって放映中止となったCMが、逆に震災で痛んだ日本人の心を勇気づけたのだ。そして放映中止にも関わらずカンヌ金賞を受賞してしまうという、伝説的なCMとなった。

まだ広告業界は捨てたものではないなと思ったし、僕ら現場で働く制作者は、これぐらい人々の心に残るものを作る気概で仕事に向かうべきだと、改めて気が引き締まった感じ。そして、素晴らしいものを作れば、例え放映されなくてもキチンと世界に評価される時代がきたのだなと思った。

今回、TwitterでこのCMがカンヌ金賞を受賞した旨をツイートしたら、半日くらいで100人以上からリツイートされた。それだけこのCMがみんなに愛されているのだろう。



このCMの感想は人それぞれだろうけど、僕はこのCMを観て「みんな頑張ろう!」と思った。

もう政治・経済を含め、「日本」というものが、僕らの生活を楽しくしてくれる力は残っていないのは明白な事実だ。そこは現時点では絶望的だと思って間違いない。

しかし唯一の希望があるとすれば、僕らが変わる余地は十分に残っている、ということだろう。もう日本に対する不満不平は言っても何も変わらないので、このCMのように、笑い、楽しみ、動こう。もう国任せはやめて、僕ら一人一人が自分の人生に責任を持ち、自らの意思と覚悟で、「理想」という未来に向かい、そこに「楽しさ」を見いだすことができれば、日本は確実に変わるだろう。

てかそんな難しい精神論は今はいらないかな…。とりあえず悲観論に暮れて下見るのはやめて、ニコッと微笑んで空でも眺めよう。政治も経済も自分を楽しくしてくれないなら、自分で楽しくすればいいじゃないか。日本を、世界を楽しくするのは自分だという意識を持って頑張ろう。

なんてことをCMに感動しつつ、思った次第でございます。

以上おしまい。


*追記:YOUTUBEにこんなまとめページがあった。→ 九州新幹線全線開業CM集



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